平成25年9月に広島大学病院の外来診療棟がオープンし,地下1階に放射線部門と隣接する形で診療を行っております。面積1,100m2という広いエリアには,消化管専用検査室が7部屋と十分なスペースの透視内視鏡室が2部屋(うちひとつは陰圧ルーム)設置され、準備室(モニタリングルーム)では全ての検査室の内視鏡画像と室内の状況がモニタリングできるようになっています。また,患者さんと医療従事者の動線を分離し,機能的なレイアウトを実現しました。機器保管庫や消毒洗浄室はもとより,待合室,リカバリールーム,更衣室,トイレ,大腸内視鏡前処置室などにも十分なスペースを取り充実した設備になっています。そして,すべての検査室に最新の高画素電子内視鏡システムを備え,ハード面でも本邦屈指の設備で運用されております。平成25年9月以降,広島大学病院の(1)消化管内視鏡・(2)肝胆膵内視鏡・(3)気管支鏡診療を行っています。
 当診療科では,日本および世界で最先端の消化器内視鏡診断と治療を行っており,その実績は国際的にも評価されるとともに国内外から見学・研修の医師が訪れています。特に当診療科の早期の食道咽頭癌・胃癌・小腸/大腸癌に対する内視鏡治療は高い評価を受けており,大きな腫瘍でも最新の機器による高度な精査を行い、適応のあるものは内視鏡的切除によって根治的治療を行っています。また,カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡による全小腸の診断や治療も積極的に行っており、全ての消化器疾患領域において最先端の内視鏡診療を快適に受けることができます。

広島大学病院  診療棟 & 入院棟





内視鏡診療科(B1F)

入口 受付
待合(受付側) 待合(奥側)、診察室
咽頭麻酔室 大腸内視鏡 前処置室
更衣室 回復室
トイレ 車椅子用トイレ
洗浄消毒室 内視鏡保管庫
病理検体置場 機材管理室
カプセル内視鏡 読影室 内視鏡検査室
内視鏡透視室 内視鏡透視操作室
患者用廊下(消化管検査室1-4) 患者用廊下(消化管検査室5-7)
スタッフ用廊下(消化管検査室1-4) スタッフ用廊下(消化管検査室5-7)
モニタリングルーム(検査管理モニター) モニタリングルーム(内視鏡モニター)
モニタリングルーム 顕微鏡鏡検スペース
資料管理室 資料管理室
女性スタッフ更衣室 男性スタッフ更衣室